塗料について説明します。

 塗装工事を行う際に注意しなければいけないのが塗料です。しかし、一般の人にはよく分かりませんよね。そこで、創業以来50年以上この道ひとすじの斉藤塗装店が、はじめての方でもわかりやすく、楽しく塗料の説明をいたしましょう♪

塗料の種類:『下塗り塗料』と『仕上げ塗料』

塗料には、大きく分けて2種類の塗料があります。『下塗用塗料』と『仕上げ塗り用塗料』です。
それぞれについて、説明をいたしましょう。

1.「下塗り塗料」は壁材に合わせて、分類されます。

 下塗り塗料とは、読んで字のごとく「下塗り」のための塗料です。「3度塗り」という工程の中で1番最初に活用する塗料となります。 イメージとしては、外壁と上塗り塗料を密着させるための接着剤のような役割です。 一概に「下塗り」と言っても、いろいろな壁材がありますので、それぞれに合わせた「下塗り用塗料」を選ぶことが重要です。

・サイディング壁

外壁に張る仕上げ用の板材のことを「サイディング」や「サイディングボード」といいます。 一般的な戸建て住宅の約75%超は窯業系サイディングを外壁に使用しているとも言われています。

施工方法としては、サイディングの継ぎ目のコーキングは必ず撤去し、新規打ち変えた後に下塗り材を塗ります。 斉藤塗装店では初めての塗替えの際、下塗り材は基本的にエポキシシーラーをおすすめします。中でも油性と水性がございますが、お客様の生活環境によって塗料をご提案します。 劣化の激しいものに関しては油性シーラーをおすすめし、匂いに敏感な方は水性シーラーをおすすめします。

サイディング壁。よく見かけますよね?
こちらが浸透シーラー。ETERNITY(エタニティ)です。

・モルタル壁

モルタル壁は「セメント・砂・水」を練り合わせたモルタル材を使った壁です。 特徴としては不燃性の物質で作られているため、かなり火に強い性質がありますが、硬くて頑丈な分、力が加わるとひび割れが生じやすい特徴があります。 施工方法として下塗り塗料には、細かいクラック(ひび割れ)を埋めるために微弾性フィラーで塗装します。 太めクラックはTNC工法で熱密着させてから微弾性フィラー塗ることで補修痕が残らないような仕上がりになります。

モルタル壁。築40年程度のお家に多いですね。

こちらが浸透造膜プライマーで最も有名な『ETERNITY ex1』です。
このように傷んだ壁には?
微弾性フィラーという塗料を使用することもあります。

・ALC

ALC外壁とは、軽量で気泡が入っている特殊コンクリートの一種です。 空気層があることで断熱効果が高く、遮音性にも優れているということが特徴です。 塗装をする際には防水性の高い塗料を選択し、外壁表面を水から保護することが大切です。 ALCは雨漏りしやすい外壁材のため、コーキングを入念に行い微弾性フィラーでしっかりと下塗りを行います。

今も昔もひそかに人気の壁です。

・木部

木材の塗装では、ケレンや目粗しなどの下地処理作業が重要です。 電動サンダーでケレン作業をしてからエポキシ系の下塗り塗料を塗装します。 木部は、どんな高品質塗料を使っても3年程度しかもちません。木部に関しては板金巻きをお勧めいたします。

・トタン・ガルバニウムの壁

金属サイディングとは、アルミやスチール、ガルバリウム鋼板などを使用した金属製のサイディング素材のことです。 他の壁材に比べて、耐久性に優れており、窯業系サイディングよりも軽量で建物の負担が少ないという特徴があります。

一般的には2液型エポキシ系の錆止めを塗装した後に上塗りをします。 サビがある箇所は必ず電動サンダーで落としてから下塗り作業を行います。

ガルバニウム。オシャレなお家で時々見かけますね。
鉄に対しては、サビ止め効果の入ったプライマーを使用します。

・コロニアル屋根

 コロニヤル屋根とは、「スレート材」と呼ばれる薄い板状の屋根材です。 軽量で耐震性が高いものの劣化しやすいという特徴もあります。 一般的に高圧洗浄で洗浄した後、シーラーを塗ってタスペーサーを入れます。 劣化激しいものに関してはシーラー2回目塗ります。

斉藤塗装店としては、下塗り前に行う高圧洗浄に重点を置いてます。 この作業をに入念に行うことで、塗装の仕上がりがより綺麗になります。

コロニアル屋根
傷んだ屋根には、弱溶剤2液型の浸透造膜プライマーが最適です。

 「下塗り塗料」は、いろいろな塗料があるようにも感じますが、体系的に並べると上記のとおりです。どれも役割としては「仕上げ塗り塗料」と壁材を密着させるということなのですが、壁の『素材』に合った「下塗り塗料」を使うことがルールです。

※このルールを守らないと塗膜が密着しない、つまり「剥がれ」が起きるということになります。

2.「仕上げ塗料」は「耐候性」と「機能ごと」に分類されます。

 「仕上げ塗料」は、長持ちさせる耐候性、断熱・遮熱・等の機能性、汚れがつきにくい低汚染性、大きく3つに分類されますので順番に見ていきましょう。

無機ハイブリッド塗料

 塗料の中で最高級と言われているのがこの無機ハイブリット塗料になります。 20年~25年の耐候性に加え、低汚染性といい汚れにくい性質を持っており、燃えにくいという特徴がございます。 全てにおいて最強で最高の塗料です。

各社塗料メーカーの無機ハイブリッド塗料製品(外壁用)

塗料メーカー名塗料製品名
プレミアムペイントNo.1
エスケー化研セラミタイトペイント
日本ペイントダイヤモンドコート
関西ペイントムキフッソ
アステック無機ハイブリッドコートJY
菊水化学工業無機ガードZ
水谷ペイント
ロックペイントパーフェクトセラミックトップF
大日本塗料

フッソ系塗料

 フッ素塗料はこれから主流になっていく塗料とも言われております。 耐候性は13年~15年あり、塗り替えの回数が少なく済みます。 また、東京スカイツリー、航空宇宙産業機器にも使われており、とても信頼性がある優秀な塗料です。

全てにおいてシリコン塗料よりも高性能です。長持ちを重視されるお客様フッ素塗料がおすすめです。

斉藤塗装店では、プレミアムペイントのSHANGRI-LAと日本ペイントの4Fセラミックをよく使用します。

各社塗料メーカーのフッソ系塗料製品(外壁用)

塗料メーカー名塗料製品名
プレミアムペイントSHANGRI-LA
エスケー化研セラタイトF
日本ペイントデュフロン4Fルーフ
関西ペイントアレスセラフッソ
アステックマックスシールド1500F-JY
菊水化学工業ビュートップフッソ
水谷ペイントパワーフロン#2200
ロックペイントサンフロン
大日本塗料ビューフッソ

シリコン塗料

 今一番使われている塗料がシリコン塗料です。 コストパフォーマンスと耐候性のバランスに優れた一番人気の塗料となります。 耐用年数は外壁で約10年、屋根で約8~10年程度です。

 仕上がりと耐候性におすすめなのが、関西ペイントセラMシリコンⅢです。 通常のシリコン塗料よりも一段階の上の塗料となっており、艶・仕上り・耐候性にとても優れていて、お客様からも大変納得のお声もいただいているおすすめの塗料です。 そして、関西ペイントセラMシリコンⅢに匹敵する性能が塗料がプレミアムペイントのピュアピュアシリコンexです。 こちらも艶・仕上り・耐候性と3拍子揃ってるこだわりの塗料の一つです。

各社塗料メーカーのシリコン塗料製品(外壁用)

塗料メーカー名塗料製品名
プレミアムペイントピュアピュアシリコン
エスケー化研クリーンマイルドシリコン
日本ペイントファインシリコンフレッシュ
関西ペイントセラMシリコン
アステックマックスシールド1500Si-JY
菊水化学工業ビュートップシリコン
水谷ペイントパワーシリコンマイルドⅡ
ロックペイントユメロック
大日本塗料Vシリコンマイルド
塗料選びワンポイント!

 また、壁はシリコン、屋根にはフッソとオススメする塗装業者も時々ありますが、斉藤塗装店では、●年間の経験則上、 フッソなら屋根・壁フッソ。シリコンなら屋根・壁シリコンという 『屋根・壁セット』で施工することをおすすめしています。なぜならば、おおよそ同じ時期に、次の塗替え時期を迎えるほうがコスト面でもお得と思っているからです。

断熱塗料

 断熱塗料とは、熱や冷気を逃がさないため塗料です。 冷房や暖房などの熱効率が良くなるため、電気代の節約にもなる塗料です。

斉藤塗装店では、断熱塗料のパイオニアでもあるガイナ使用しております。 メディアにも多く取り上げられている実績のある塗料で、断熱性能の他にも遮音・防音性に優れている塗料です。

各社塗料メーカーの断熱塗料製品(外壁用)

塗料メーカー名塗料製品名
プレミアムペイントMagic(マジック)
日進産業ガイナ
エスケー化研クールタイト
日本ペイントファインサーモアイウォール4F
関西ペイントドリームコート
アステックスーパーシャネツサーモ
菊水化学工業キクスイガイナ
大日本塗料エコクール

 以上が塗料のご説明となります。ただし、斉藤塗装店では、お客様は塗料については細かな点までご理解くださらなくて良いかと思っています。(時代によっても変わりますし、メーカーごとにそれぞれ訴求していることが違いますし、また施工店ごとに自分たちの主張が違いますので。。。)

 ただ、言えることは、「塗料」は料理で言うと「食材・材料」のようなものです。いくら良い「食材」を扱ったとしても、腕が悪いコックさんでは美味しい料理はできませんよね。一方で、仮に「一般的な食材」でも、腕の良いコックさんが扱えば、一流の料理が出来上がりますよね。
 腕が良いか悪いかは、天性の感覚もありますが、やはり、コックも塗装技術者も原点は経験が大事
だと思います。

 ですから、塗料については大枠をご理解していただくことができたら、あとは、創業以来50年以上の私たち斉藤塗装店に安心してお任せくださいね。

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