屋根塗装で雨漏りを防ぐための方法【縁切り編】

 屋根塗装は、お家の耐久性・美観性を維持するために行うものですが、実は、雨漏り対策の一つにもなります。なぜなら、塗装をせずにほおっておくと、まずは屋根が色あせる。そして、屋根材が劣化していく。劣化した隙間から雨水が侵入する。雨漏りする。というような順番で雨漏りします。だから、雨漏りを防止するために屋根塗装が必要なのです。

ところが、屋根塗装を行っても、ある一つの工程を行わなければ、逆に雨漏りを促進してしまうケースがあります。

それが、「縁切り」という工程です。

縁切りとは?(えんぎり)

縁切りの実際の写真

縁切り前

ただ塗るだけの仕事なら時間をかければ誰でもできる。僕たちプロの仕事はそうではないはずだ。出来るだけキレイに長持ちをさせることが目的ではないだろうか!

下の写真は前回屋根を塗装後に縁切りをしないで作業を終わらせてしまった平型スレート屋根いわゆるコロニアル又はカラーベストです。

屋根材の段に隙間がない為雨漏れの原因になります。現にこのお宅は雨漏れしていました。

場所によってはコーキングで埋めている箇所もある。これは明らかに塗装の事を知らない人の作業方法だと思います。

雨が降った二日後スクレパーで隙間を開けたら水が流れてきました。

縁切り後

ほぼ隙間が埋まってしまっている状態。

スクレパーで隙間を開けた状態。スクレパーで屋根材を持ち上げたときに塗装も結構剝がれました。

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